コネクタを交換すると
- バッテリーの出力向上
- 取り外しが簡単
- 交換によって抜けやすくなる、といったことはありません
- 管理が楽になる
などのメリットがあります。
しかし、コネクタ交換を雑にに済ませてしまうと、使用中に異常な発熱、最悪の場合では発火や炎上によるケガや事故につながります。
そのためこのページではバッテリーのコネクタの交換手順について紹介します。
準備するもの
まずは使用する工具等を確認します。
必要なもの
製作するうえで必ず必要なものです。
はんだセット
はんだづけに使用します。セットとは【はんだ】【はんだごて】【こて台】をいいます。
ニッパー
線材の切断に必要です。
交換コネクタ
通称T型コネクタ、ディーンズコネクタとも呼ばれます。
熱収縮チューブ
はんだ箇所を絶縁するものです。適切なサイズ(太さ)を選びましょう。
今回の場合は直径3~6mmを選びましょう
コネクタや熱収縮チューブはAmazonでも扱ってますが単価はやや高めです。
大量に使用する予定があればボビーショップ、電子部品屋、秋葉原などで調達するとお得です。
あると便利な物
必須ではないですが余裕があれば一緒に準備しましょう。
フラックス
塗布することではんだを乗せやすくするものです。線、コネクタ共にメッキ処理されているので絶対に必要というわけではありません。
ワイヤーストリッパー
線材の被膜を抜き取るために使用します。慣れてる人ならペンチとニッパーでやっていると思います。
ヒートガン
熱収縮チューブを縮める際に使用します。熱を当てればなんでも良いので、ライターやはんだごてを当てて代用しても構いません。
やり方
そんなに難しいものでもないので注意箇所ごとに説明します。
コネクタの確認
まず前提として、バッテリー側(リポ、リフェなど)と本体側(電動ガン、ラジコンなど)の両方のコネクタを交換するとします。
その際に必ずバッテリー側をメスにしてください。
メスコネクタ。T型コネクタ対応の市販バッテリーはこれになってます。
オスコネクタ。充電器に変換ケーブルが付属している場合これがついています。
理由は割愛しますが電源はメスコネクタを使用する、というのは世界共通認識です。
配線の切断
バッテリーの線を切断しますが、このとき必ず線は1本ずつ切断してください。
切断場所はコネクタの根元が良いです。
熱収縮チューブを忘れずに
コネクタにとりつける前に熱収縮チューブを忘れずに入れておきましょう。意外と忘れやすいです。
コネクタをはんだづけする際に熱が伝わって縮んでしまうことがあるので、なるべくコネクタから離した位置に置いておいてください。
コネクタのはんだ付け
まずはコネクタに+と-の表記があることを確認しましょう。
-には黒線、+には赤線をはんだづけしてください。
はんだづけが完了したら、この時点でやや強めに一旦引っ張ってみてください。
もしはんだが取れてしまったらはんだ不良です。フラックスを使用するなどしてやり直してください。
大丈夫でしたら熱収縮チューブを取り付けて、もう片方の線も同様の処理をしましょう。
ちなみに+側はこのようにペンチを利用するとはんだづけが簡単です。
完成!
やってることはこれだけです。簡単でしょう?
ただし、何度も書いたとおり大変危険な作業ですので、疲れている時などは作業を控えていただきたいです。
見栄えを気にする方は赤黒2色の熱収縮チューブを使用すると良いです。ほかにも青や緑など様々な色があります。
リポバッテリーについてのまとめはコチラ
コメント
ちょうどコネクタを変えようと思っていたところです。
とってもわかりやすくまとめていただきありがとうございました。
大変参考になりました。危うくニッパーでショートさせるところでした。ありがとうございますm(_ _)m
Hello!
Good luck 🙂